Year of Snake

わりかし身近な存在の割には、シマヘビとかマムシとかアオダイショウの切手って、日本にないですね。
インドニシキヘビ Python molurus
1984.8.20 ラオス発行
ニシキヘビ科ニシキヘビ属に分類されるヘビ。東南アジア、中国南部に分布。全長3〜6mで、最大全長823cmの記録がある。体色は茶褐色で、斑紋が美しく胴が太い。熱帯雨林に多く生息し、水辺で多く見られるが乾燥地帯にも生息している。幼体時には樹上棲傾向が強いが、成長に伴いほぼ完全に地上棲となる。食性は動物食で、大きさに応じたカエル、爬虫類、鳥類、哺乳類を食べる。大型の個体ではヒョウや人の捕食例もある。雌は卵を抱くようにとぐろを巻き、筋肉を収縮させ体温を上げて卵を暖める。
ドワーフボア科 Tropidophis paradaels
1982.6.15 キューバ発行
ヨーロッパクサリヘビ Vipera berus
1977.12.16 ソ連発行
クサリヘビ科クサリヘビ属に分類されるヘビ。有毒。ユーラシア大陸の北部地域に広く分布し、東はサハリン、スカンジナビア半島では北極圏付近にも見られる。全長50〜60cm、最大90cmほどで、雌は雄よりも大きくなる。頭部は長三角形でそれほど大きくなく、瞳孔は縦長で眼前にはピット器官を欠く。草原や森林に生息し、小型哺乳類や小型爬虫類等を食べる。卵胎生で、2-20頭の幼蛇を産む。
ノハラクサリヘビ Vipera ursinii
1989.7.26 ハンガリー発行
クサリヘビ科クサリヘビ属に分類されるヘビ。有毒。フランス南部から中国北西部にかけて広く分布するが、開発による生息地の破壊などにより個体群は小さく分断されていて生息数は激減している。全長50cm。頭部の鱗は大型。背面の鱗には筋状の隆起(キール)がある。背面の体色は褐色や黄褐色、灰色。暗色の楕円形の斑紋が2列で交互に入るが、斑紋が繋がる個体もいる。標高3000mまでの草原に生息し、昆虫類、小型爬虫類、小型哺乳類などを食べる。
 |
 |
マルハナクサリヘビ Vipera lebetina |
サメハダクサリヘビ Echis carinatus |
1977.12.16 ソ連発行
 |
 |
アメリカマムシ属 Agkistrodon halys |
カパーヘッド Agkistrodon contortrix |
1977.12.16 ソ連発行 |
1996.3.29 タンザニア発行 |
タイワンハブ Trimeresurus mucrosquamatus
1989.5.1 ベトナム発行
クサリヘビ科ハブ属に分類されるヘビ。台湾および中国南部、インドシナ半島北部に生息する。また、人によって持ち込まれた個体が、沖縄本島にも分布を広げている。全長は60-120cm。ホンハブに比べると小型で、やや白っぽい灰褐色に、黒い模様が規則正しく並んでいる。毒は強く、また他のハブ類よりも長い牙を持つため、身体のより深部に毒を打ち込むことができる。台湾では山麓(さんろく)から海抜1000メートルに至る森林やその付近に多く生息し、他のハブに比べて樹上での活動が多い。夜行性でネズミ等の小型哺乳類・小鳥などの鳥類・トカゲ・カエルを食べる。
ガボンアダー Bitis gabonica
1996.3.29 タンザニア発行
クサリヘビ科アフリカアダー属に分類されるヘビ。アフリカ大陸中部から南部にかけて棲息。全長は通常120‐160p程であるが、最大では205pの記録があり、体重は183cmの個体で11kgの記録がある。体形は太く、複雑な斑紋が入るが、落ち葉の上などでは保護色になると考えられている。毒牙の長さは大きいもので5cmに達し、蛇類中最大の毒牙を持つ。熱帯雨林に生息する。危険を感じると噴気音をあげて威嚇する。 小型哺乳類、小型鳥類といった恒温動物を主に食べるが、ヒキガエル等を食べることもある。一旦噛み付くと、獲物が死ぬまで離さない。
 |
 |
1989.7.26 ハンガリー発行 |
1963.6.1 ポーランド発行 |
ヨーロッパヤマカガシ Natrix natrix
ナミヘビ科ユウダ属に分類されるヘビ。アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸西部に分布。最大全長200cm。体色は個体による変異が大きく、褐色、緑褐色、暗緑色、灰色、黒等の個体がいる。体側面には黒い横縞が入る。河川、湖、池沼等の水辺や湿地等の湿った環境に生息する。昼行性で、魚類、両生類、鳥類、小型哺乳類等を食べる。泳ぎは上手く、水中でも獲物を捕らえる。危険を感じると茂みや水中へ逃げ込んだり、体を膨らませて威嚇する。それでも相手が怯まない場合は、仰向けになって口を開け舌を出し総排泄腔から臭い匂いを出す擬死行動を行う。名前に「ヤマカガシ」とあるが、日本のヤマカガシと異なり毒は持たない。
クスシヘビ Elaphe longissima
1989.10.20 ブルガリア発行
ナミヘビ科クスシヘビ属に分類されるヘビ。パリ以南のフランス、イタリア北部、バルカン半島全土と小アジアにかけて広く生息し、毒は持たない。成長すると110-150cm、大型個体では200-225cmになり、ヨーロッパ最大のヘビの一つである。岩場や丘があり、適度な温度・湿度のある変化に富んだ環境を好む。昼行性で、木登りもうまい。ラット以下の大きさの齧歯類・食虫類や小鳥、卵・雛などを捕食する。古代ギリシャ・ローマにおいて、アスクレピオスを祀った神殿で飼育されており、"Aesculapian snake"という名が付けられた。この神の持つ杖に巻き付いているヘビは、この種であると推測される。
ツマベニナメラ Elaphe moellendorffi
1996.3.29 タンザニア発行
中国南東部、ベトナム北部に分布。全長は160−180cm、最大では250cmになる。 体色は緑褐色で、黒色に縁取られた暗褐色の斑紋が並び、細長い頭部と尾は赤褐色。岩の多い環境に生息し、齧歯類や鳥類、両生類を捕食していると考えられている。
 |
 |
1977.12.16 ソ連発行 |
1992.7.10 ラオス発行 |
インドコブラ Naja naja
コブラ科フードコブラ属に 分類されるヘビ。インド、スリランカ、ネパール、パキスタンに分布。全長135-150cm。頸部の皮膚(フード)背面に2つの目玉模様が繋がった斑紋が入るのが一般的だが地域により変異もある。毒は強力な神経毒で、毒量も多い。また、農耕地に生息するため、人が咬まれる被害が多く、危険な毒蛇として恐れられてきた。草原、森林、農耕地等の様々な環境に生息する。危険を感じるとフードを広げて立ちあがり、噴気音をあげて威嚇する。小型哺乳類、爬虫類、カエル等を食べる。
Naja pallida
1996.3.29 タンザニア発行
ワモンベニヘビ Calliophis macclellandi
1989.5.1 ベトナム発行
コブラ科ワモンベニヘビ属に分類されるヘビ。南アジア、東南アジア、台湾、八重山諸島の標高1000メートル以下の地域に分布する。全長は平均するとオスが635mm、メスは780mmでメスのほうが大きい。ただし日本産亜種のイワサキワモンベニヘビは300-500mm と小型のものが多い。体色については、背側の地色は赤もしくは茶褐色であり、細い黒色の環状紋が取り巻く。地色や環状紋の数や形状は産地によって変化する。広葉樹林の林床を住処とし、動作が緩慢で性格は臆病である。トカゲや同類の小型のヘビを捕食する。
マルオアマガサ Bungarus fasciatus
1996.3.29 タンザニア発行
コブラ科アマガサヘビ属に分類されるヘビ。インドから東南アジアを経て、中国南部にまで生息する。有毒。全長150-230cm。体色は黒で、黄色い横帯が入る。背骨が盛り上がっており、背中は三角形に見える。種小名fasciatusは「帯のある、横縞のある」の意。尾が丸みを帯びることが和名の由来。平地や低山地の森林、草原、水辺、農地に生息する。夜行性で昼間はネズミの掘った穴や、シロアリの古巣等で休む。小型哺乳類、小型鳥類、爬虫類、カエル等を食べるが、特に他のヘビ類を好んで捕食する。中国語では「金環蛇」または「金脚帯」と称され、肉が美味であるため、広東料理では三蛇のひとつとして蛇スープなどの食材として利用されている。
マンバ mamba
1967.1.30 ルワンダ発行
コブラ科マンバ属に含まれるヘビの総称。この属Dendroaspisの仲間は危険な毒ヘビで、北部を除くアフリカ全域に4種が分布する。最大種はブラックマンバD. polylepisで全長3〜4.5メートルに達し、現地ではもっとも恐れられる毒ヘビである。頭部も胴も細長くて形態的には一般の無毒ヘビと大差なく、体色は灰褐色から黒褐色まで変異がある。草原や森林、岩場などあまり環境を選ばずさまざまな環境で見られる。木登りも上手く、障害物の多い茂みの中ではもっとも速く走る動物とされる。致命的な強い神経毒をもち、繁殖期にはとくに気が荒くなる。
タンビサンゴヘビ Micrurus frontalis
1996.3.29 タンザニア発行
コブラ科サンゴヘビ属
Yellow-faced Whip Snake Demansia psammophis
1982.4.19 オーストラリア発行
コブラ科ムチコブラ属に分類されるヘビ。有毒。オーストラリアに広く生息する。全長80cm、最大では1.2mになる。体色は灰色がかった緑。頭部は黄色で、目の周りから口角にかけてコンマ状の黒い模様がある。主にトカゲを捕食する。
ウミヘビ属 Hydrophis brookii
1975.11.25 北ヴェトナム発行
解説はウィキペディア、世界大百科事典より
Back
Top
Next 