Stone

《 宝石 》

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オパール Opal

水に溶けた珪酸が石の割れ目などに沈殿してできたタンパク石。 珪酸の玉が規則的に並ぶと、その規則正しい配列が光の回折現象を起こして虹色を発する。 この色変わりのする輝きはファイアと呼ばれる。 主産地はオーストラリア。メキシコからは赤系統のメキシコ・オパールが産出する。 10月の誕生石。スコットの小説から「悲しみの石」のイメージもある。

1973.7.11 オーストラリア発行


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1974.10.1 オーストラリア発行 1981.12 イスラエル発行

スターサファイア

コランダムという酸化アルミニウムの鉱物で、ダイヤモンドに次ぐ硬さをもつ。 鉱物としてはルビーと同じもので、宝石としては色が赤以外のものはすべてサファイアと呼ばれる (ホワイト・サファイア、ゴールデン・サファイアなど)。チタンと鉄が含まれると青いサファイアになる。 産出地はミャンマー、タイ、インド、スリランカなど。9月の誕生石。

スター・サファイアは光が当たると6本の星形の光条が現れるもの。 結晶の中にルチルの微細結晶が含まれている場合に起り、結晶の光軸の方向を頭にして丸く磨いた場合にスターが出る。

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ルビー Ruby

鉱物としてはサファイアと同じもの。クロムが含まれていて赤い色を出すものがルビーと呼ばれる。 大理石、片麻岩など高温で変成作用を受けた岩石中に産することが多い。サファイア同様スター効果の出る石もある。7月の誕生石。

1972.6.7 タイ発行


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エメラルド Emerald

緑柱石という鉱物で、ベリリウムという軽元素を含んでいるため比重が軽く、結晶は六角柱。緑の色は微量に含まれているクロムによる。非常に硬い石であるが、一方で脆くて欠けやすく、天然のエメラルドはみな内部にこまかい亀裂がはいっているのが見られる。
最も古くから珍重された宝石であり、エジプトには4000年前に掘られたエメラルド鉱山の跡があるという。今日では南米が主な産地であるが、ウラルやインド、パキスタンからも産出する。5月の誕生石。

1981.12 イスラエル発行


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アクアマリン Aquamarin

鉱物としてはエメラルドと同じもの。淡いブルーは微量の鉄が入り込んでいることによる。 産地はブラジルがもっとも有名で、パキスタン、中国にも主要な鉱山がある。

1974.12.17 ドイツ民主共和国発行


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トパーズ Topas

黄玉石。産地はブラジル。日本でも産出する。11月の誕生石。

1974.12.17 ドイツ民主共和国発行


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紅玉髄 Carnelian

石英の繊維状の結晶が集合して塊になった玉髄の中でも、鮮紅色を呈する半透明のもの。天然の紅色の原因は微量に含まれている鉄分の影響で、ふつうとれたときには色が薄く、加熱すると鉄が酸化されて赤色が強まる。

1982.12.1 ニュージーランド発行


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1973.7.11 オーストラリア発行 1982.12.1 ニュージーランド発行 1978.10.24 東ドイツ発行

メノウ(瑪瑙) Agate

コロイド状に沈殿した珪酸が固まってできたもの。他の鉱物質が浸透して色が不規則に分布した 模様を作る。縞状のものを特にオニキスという。
サードニクスと呼ばれる紅縞メノウは8月の誕生石。

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縞状碧玉 Banded Jasper

碧玉は不純な石英で、酸化鉄などが混じるために赤色、緑色、褐色、黄色などに色がついている。

1974.12.17 ドイツ民主共和国発行


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水晶

石英の結晶で六角柱状。無色透明なのが普通だが、微量の含有物によって着色し、紫水晶、黒水晶、 黄水晶などいろいろな種類がある。 産地はアメリカのアーカンソー州、スイス・アルプスなど。日本では山梨県の金峯山の周辺で大きく透明な結晶が産出したことから、水晶細工が山梨県の名物となっている。

1979.9.10 モザンビーク発行


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左:1969.5.21 右:1974.12.17 ドイツ民主共和国発行

煙水晶

アルミニウム・イオンを含み、それに放射能が当たったことによって黒く煙りがかったようになる。 左図案のものはリヒテンベルク産。

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1982.12.1 ニュージーランド発行 1989.7.12 ブラジル発行
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1974.12.17 ドイツ民主共和国発行 1977.12.13 ケニア発行

アメシスト Amethyst

紫水晶。微量の鉄を含み、それに放射能が当たったことによって紫色になる。最大産出国はブラジル。2月の誕生石。

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