CD Collection

器楽曲とかアリア集のCDもいくつか買ったので、これだけクラシック関連が充実(?)してしまった今、そういうのをこのページに持ってこないとバランス悪いよな・・・と思い始めて丸○年。思うだけで実際にはなかなか手が回らないので(汗)、とりあえず、単独ページ化しているご贔屓歌手のページへのリンクだけ、上にもってきておきます。

ボストリッジ編  へ     ◆ ギルフリー編 へ



というわけで、以下はコーナー開設当初の文章です。当時は掛け値無しにこの通りだったんですけど・・・

好きな本ですら、いっぺん読んで気に入ったものを古本屋さんを探して買う私。
CD借りてくれば簡単にダビングできてしまう音楽ともなりゃ、好きな曲だけあつめたらMD1枚分になった、とか図書館で借りれなくてレンタルまで足をのばした、ってあたりが好きのバロメーターだったりする始末でありまして。つまり、めったなことではCDなんて買わないんですね〜。
以下は、そんな私が珍しくも新品で購入したCDたち。
こうやって書いてみると、みごとに偶然の出会いの産物ぞろいですね・・・(笑)。
CD

ブルース・ブラザーズ  「オリジナル・サウンドトラック」

たまたまテレビでやっているのを見て、とても気に入ったミュージカル・コメディのサントラ。CDショップで時間をつぶしていて偶然見かけ、サントラ出てたんだ〜、と嬉しくなって買ってしまった1枚です。映画のストーリーは、自分たちの育った孤児院が資金難で閉鎖の危機にあることを知った二人が、かつてのバンドを再結成してコンサートを行うというもの。と書くとなんだかシリアスそうですが、その実思いっきりアリエナイ展開の連続にただただ爆笑。抱腹絶倒という言葉はこの映画のためにあるかと思うくらい(笑)。活字人間で映像ものが苦手な私、滅多に気に入る映画って無いんですが、このくらい底抜けにはちゃめちゃだと、余計なこと考えずにただただ楽しめるのがいいです。

主役のジェイクとエルウッドのブルース・ブラザーズは二人のコメディアンのデュオ。当時すでに歌手デビューしていて、アルバムも1枚出してたとかで、歌も演技も実に達者、なかなかクオリティは高いです。共演者もいろいろ大物歌手が揃ってて、けっこうゴージャスらしい(私はレイ・チャールズしか知りませんが)。映画のストーリーも関係してか、収録曲はスタンダード・ナンバーばかりのようですが(私も知ってるところでは「ローハイド」とラストの「監獄ロック」)、逆に曲にハズレが無いから安心して聴けるということもあるかも。そういえば以前テレビ見てたら、何かのBGMで流れてたのがプレスリーじゃなくてこちら版の「監獄ロック」で、思わず笑っちゃったことがありました。アレサ・フランクリンの「THINK」もテンポがよくて好きな曲です。

CD

伊藤 秀志  「御訛り」

母親が、この方がパーソナリティーやってらっしゃる地元AMラジオのファンで、「アルバム発表記念 大謝恩コンサート」2名様ご招待のチケットを当てたものですから、お供することに。そもそもは番組中の一発ギャグのつもりで「大きな古時計」の秋田弁バージョンを作って歌ったら、問い合わせ殺到→CD化→他の曲の秋田弁バージョンも加えてアルバムに、と展開したとかで、ご本人曰く「30年歌手やってて初めて売れた曲!」なので“大謝恩”ということでした。なのでちょっと初々しい感じもあり、でもラジオのキャリアも長い人なのでトークは楽しいし、いいコンサートでした。(ちなみに一番場内の笑いをさそったのは、みんなが花束を渡しに行くとき、お母さんか誰かに言われてでてきたのか、幼稚園くらいの女の子が、花束渡すだけ渡したら、手を差し出されてるのに、すぐ戻ろうとしたとこ、でした。引き返して握手してましたけどね〜;笑)

ちゃんと聞いたのはそれが初めてだったんですが、どのZuZuもネイティブならぬ身にはほぼ聞き取り不可能。「あれは何語? フランス語?」という問い合わせが相次いだってのも納得でした。ズーズー弁ていうと、何か、泥臭いイメージがありましたが、実際に聴いてみると、とっても不思議な感じ。分からないなりに独特の雰囲気が面白く、すっかり気に入って帰宅、後日購入したのがこのCDです。歌詞カード見ながら何度も何度も聴いたせいで、最初の「これ何語?」という印象は薄れ、それなりに秋田弁で頭に入ってくるようになったこの頃ではありますが。収録曲は「古時計」の他は「サボテンの花」などフォーク系が多いです。個人的にお気に入りは「案山子」。これ、方言で歌った方が断然迫力がある歌詞ですよね〜。

CD

金 亜軍  「唐人 −KARABITO−」

友達に、会社で1枚タダ券をもらったから、1枚買い足して半額で行かない? と誘われて行ったのが“揚琴伝来の旅U「楽」”(2004.10.03 護国神社)のコンサート。「揚琴」という中国の楽器がメインだというのが面白そうで、話に乗ったんですが・・・。いやあ、これだけはまるとは思わなかったです(笑)。
意外に音色豊かな楽器で、マリンバみたいな太い音から琴かチェンバロかというような金属っぽい音まで実に多彩。琴の長さをつづめてその分幅広にしたような楽器ですが、2本の撥で演奏するので、トレモロの迫力がまたすごい(竹製の撥なので、1本でもトレモロできたりします)。ピアノとパーカッションとのセッションだったので、ライブの楽しさまでも存分に味わうことができました。ジャズはライブに限るって誰かが言ってるのを聞いたことがあるけど、何か分かるなあ、という感じ。すっかり堪能して、このCD衝動買いしてサインまでもらってきてしまったんでありました。
これ以後、チケットとって何度か演奏会に行きましたが、いつ行っても、ああ楽しかった! という気分にさせてくれます。異ジャンル楽器とのセッションだと、滅多にお目にかかれないようなものが聴けるのも楽しい(尺八の「剣の舞」とか・・・;笑)。とってもサービス精神旺盛な方で、ステージトークがまた実に楽しいのです。演奏会の構成にもいろいろ趣向があって、何というか、和気藹々とした雰囲気になるのがいいです。すばらしい演奏と、楽しいトークの両方を楽しめるとあっては、何も言うことなし。さすがに東京まで追っかける根性は無いですが、名古屋にいらした時は絶対行くぞって決めてますね。

オフィシャルサイト。ここで演奏会情報チェックしてます。

2008.11.28 「金亜軍揚琴コンサート 〜中国からいやしの音色〜」(リブラコンサートホール)
本年最後のコンサート。2年近く聴く機会が無かったので、終業後に岡崎・・・と思いつつ行ってしまいました(実際息せき切って駆け込む羽目になりましたが)。大好きな「バラの花の三つの願い」が聴けて幸せです(アルバムには入ってないのでライブで聴くしかない・・・)。「チャールダッシュ」も、映画版の「マリッツァ伯爵令嬢」を見たとき、出てきたツィンバロン見て、あ、あれ! って思ったな〜なんて思いながら聴きました。

CD

Herbert Grönemeyer  「Mensch」

たまたまつけていたNHKのテレビ・ドイツ語会話で「D−Pop」ってコーナーをやってまして、そこで取り上げられてたのがこのアルバム中の曲“Der Weg”。歌詞なんかほとんど聞き取れなかったんですが(唯一理解できたセンテンスがDas Leben ist nicht fair.という・・・)、しみじみとしたメロディー、そしてシブイお声が印象的で、「この曲いい!」と惚れ込みまして。しかしながら英語圏のアマゾンでは見つからず、我がドイツ語力を顧みれば、ドイツのアマゾンに発注する度胸もなく・・・。結局、ドイツ旅行に行った時に合間をぬってCDショップを探し、見つけてきたという思い出の1枚です(笑)。
後で知ったことですが、歌手として成功したころに奥さんを亡くされてしばらく活動停止、カムバックと同時に発表したのがアルバムのタイトル曲にもなっている“Mensch”だそうで、“Der Weg”も亡き奥さんとの思い出を歌った曲なんですね。知らずに聞いてもしみじみといい曲ですが、知って聴くとまた別の感慨があります。
もともと俳優さんだったそうで、日本のウェブで“グレーネマイヤー”で検索かけると大量に引っかかってくるのは「Uボート」のDVDです(出演者の写真なんか見ると、さすがに若いですね〜;笑)。

YouTubeにたくさん上がってるので、参考までにリンクをはっておきます。オフィシャルサイトにも以前は試聴コーナーがあったんですが、曲が違ってました;爆)

CD

die PRINZEN  「OLLI KAHN」

2002年サッカー・ワールドカップのMVP・オリバー・カーン。彼の応援歌があって、それに日本語バージョンがあるってのもその当時話題になってました。しかしまあ、たまたま耳にする機会がなかった、ってこともあるんですが、だいたい便乗企画ってショボいもんでしょ? って思ってた私、さして興味もひかれなかったんです。ところが、ずいぶん経ってから、ひょんなことでゲーテ・インスティテュート(!)のホームページで聞けることを知り(今はダメみたいです)、聞いてみたら・・・。何これ! めっちゃかっこいいじゃん!
すっかりドイツ・ロックに開眼。子音の多いドイツ語って、ロックに合うんですね〜。歌詞も結構凝ってて、シャレも効いてて楽しいし(Kahnって小舟とかボートの意味だってことは教えてもらってて、鉄壁のゴールキーパーの名前がそれって〜って笑ってたんですが、思いっきりこれに引っかけた歌詞の内容になってます。「この“Kahn”は止められない」とか。あと「彼はジンギス“Kahn”ではない」なんてのも。)。
気に入ったついでに、話題になった日本語版も聞いてみたくなり・・・で買っちゃいました。さすがにこちらは、あまり上手くない日本語がどうにも引っかかって、日本語に挑戦した意気込みはかうけど・・・って印象です。こっちを先に聴いてたら、多分CD買うまでにはいたらなかったんじゃないかと(笑)。

《戻る》