■ イギリス編


1991年8月20日、リチャード・オーウェンが「恐竜」という名称を提案してから150年を記念して発行されたシリーズ。






プロトケラトプス 鳥盤目 角竜亜目
白亜紀前期 発見地:東アジア 全長1.5〜3m
名前は“最初の角をもった顔”という意味。この恐竜からさまざまな角竜に進化した。
アンドリューズ隊によるゴビ砂漠での発掘では、恐竜の卵が初めて発見されたほか、幼体から成体に 到るまでの、さまざまな大きさの化石が発掘された。成体の化石には2タイプあり、雄と雌の別では ないかと考えられている。
群れで生活していたか、少なくとも生殖や産卵の時期には集団で生活していたらしい。卵は同心円状 に並んで産み落とされており、砂をかぶせられ太陽熱によって孵化したものと考えられている。






トリケラトプス 鳥盤目 角竜亜目
白亜紀後期 発見地:北アメリカ 全長6〜9m 体重8.5t
名前は“三本の角をもった顔”という意味。
頭の大きさは体の3分の1もあり、頭骨から首筋にかけては骨質の大きな襟で守られていた。
また、サイくらいのスピード(時速45キロ以上)で走ることができたと考えられ、 角を振り下げて突進すれば、大型肉食恐竜にとっても容易ならざる相手だったと思われる。 実際、角が折れたり、頭に傷がある化石が発見されているほか、この角によってできたと思われる 傷を持つ肉食恐竜の化石も発見されている。







ティラノサウルス 竜盤目 獣脚亜目
白亜紀後期 発見地:北アメリカ 全長12m 体高6m 体重7t
名前は「暴君竜」という意味。最大にして最強の肉食恐竜としてよく知られている。
しかし、骨格から算出される歩行速度が時速5km程であることから、死肉食であったのではないか、 という説も唱えられている。
長さ15cmの鋸状の歯、強力な顎、良く発達した尾を持つが、前足は退化して貧弱であり、この前足 が何の役に立っていたかはよく分かっていない。







イグアノドン 鳥盤目 鳥脚亜目
白亜紀前期 発見地:ヨーロッパ・北アフリカ他 全長5〜9m 体重5t
世界で最初に発見された恐竜化石。 名前は「イグアナの歯」という意味で、発見された歯の化石がイグアナの歯に似ていたところから、 発見者のマンテル博士が名付けた。
角状にとがった親指が特徴だが、当初はサイのような角と誤って復元されていた。
ベルギーのベルニサール炭坑からは完全な骨格が20体も発見されており、足跡化石は日本や スピッツベルゲンなど、世界中で発見されている。

※ この切手の説明書きと同じ




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