大昔、天地が崩壊し大洪水が起こったとき、五色の石をねって天空を補修した。
また、黄土をまるめて人類を創造したとも伝えられる。
(平凡社マイペディア)
【創世神話】
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“石ヲ錬ツテ天ヲ補フ” | “土ヲ搏ツテ人ヲ作ル” |
1994.7.1 中華民國発行
(平凡社マイペディア)
【童話郵票 《白蛇伝》】
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許仙が白素貞に会う | 仙草を盗む |
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金山寺で法海と戦う | 白素貞が雷峰塔に押さえられる |
1983.6.15 中華民國発行
参考文献:『蛇女の伝説 「白蛇伝」を追って東へ西へ』南條竹則・著 平凡社新書
【中国古典小説 《西遊記》】
盤絲洞
1997.9.24 中華民國発行
おこちゃま向けしか読んだことがなかったので、こんな場面があることは知らなかったのですが、教えていただいたので(春風亭様、ありがとうごさいました)さっそく図書館に走ってびっくり。西遊記って、岩波文庫にして10巻もあるものだったんですね!
【木蘭従軍】
2000.4.30 中華人民共和国発行
喞喞復喞喞 木蘭當戸織 不聞機杼聲 惟聞女歎息 問女何所思 問女何所憶 女亦無所思 女亦無所憶
チッチッまたチッチッ 木蘭戸ぐちではたを織る ふと機杼の声がとだえると もれるは娘の溜息か 「おまえは何を思ってるの? おまえは何を考えて?」 「べつになんにも思いやせぬ べつになんにも考えぬ」
昨夜見軍帖 可汗大點兵 軍書十二巻 巻巻有爺名 阿爺無大兒 木蘭無長兄 願爲市鞍馬 從此替爺征 東市買駿馬 西市買鞍韉 南市買轡頭 北市買長鞭 朝辭爺嬢去 暮宿黄河邊 不聞爺嬢喚女声 但聞黄河流水鳴濺濺 旦辭黄河去 暮至黒山頭 不聞爺嬢喚女声 但聞燕山胡騎鳴啾啾
昨夜軍帖しめされた 可汗兵をお召しとか 軍書はみなんで十二巻 とうさんの名がのっている とうさん大きな息子がない 木蘭上の兄がない それでは鞍と馬を買い とうさんに替わってでかけよう 東の市で駿馬を買い 西の市では鞍韉を買い 南の市で轡頭買い、北の市では長鞭を買う 朝父母にいとまこい 暮黄河の辺に宿る 父母の娘を呼ぶ声どこへやら ただ流れゆく 黄河の水がさらさらと 旦に黄河にわかれ告げ 暮に黒山にたどりつく 父母の娘を呼ぶ声どこへやら ただ燕山の騎兵の声がほそぼそと
万里赴戎機 関山度若飛 朔気傳金柝 寒光照鐵衣 将軍百戰死 壯士十年歸
万里はるかいくさに赴せつけ 関山も飛ぶように渡る 北風に伝わる金たいこ 寒光は照らすつめたい鎧 将軍は百戦して死んでゆき 壮士は十年をへて帰りくる
歸來見天子 天子坐明堂 策勲十二轉 賞賜百千強 可汗問所欲 木蘭不用尚書郎 願馳千里足 送兒還故鄕 爺嬢聞女來 出郭相扶持 阿姊聞妹来 當戸理紅妝 小弟聞姊來 磨刀霍霍向豬羊 開我東閣門 坐我西閣牀 脱我戰時袍 著我舊時裳 當窗理雲鬢 對鏡帖花黄 出門看火伴 火伴皆驚惶 同行十二年 不知木蘭是女郎 雄兎脚撲朔 雌兎眼迷離 雙兎傍地走 安能辨我是雄雌
帰り来て天子に見ゆれば 天子は明堂に座りています ほめごとは十二転にもわたり 賞賜は百千の領地 可汗が何が欲しいときいたらば 木蘭は尚書郎などいりませぬ どうかすばらしい早馬はせて 私を送って故郷に還らせて 父母は娘が帰ると聞いて むらざとを出てささえあいつつ 姉さんは妹が帰ると聞いて 入り口でお化粧をととのえる 弟は姉が帰ると聞いて 刀を磨き キラめかせつつ豬羊を料理する わが東閣の門を開き わが西閣のねだいに座る 戦時の袍を脱ぎすて 旧時の裳を着ける 窓ぎわで黒髪をととのえ 鏡を持っておしろいをぬる 門を出で連れを見たれば 道連れは驚き惑う 同行十二年 知らざりし木蘭が娘だとは 雄兎の足はバタバタ 雌兎の眼はチラチラ だがつがいの兎が傍すりぬけりゃ 雌か雄かはお分かりなかろ
参考文献:『中国詩入門 -古代から現代まで-』藤堂明保・船津富彦・共著 大学書林
【民間伝説 《梁山伯と祝英台》】
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草橋に義兄弟の契りを結ぶ | 三年間共に学ぶ |
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十八里見送る | 楼台に悲しく別れる | 蝶と化し二つながら飛んでゆく |
2003.10.18 中華人民共和国発行
【古典詩 《元曲》】
商政叔 「天浄沙」
1984.2.15 中華民國発行