《フランス編》

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ニース

ヨーロッパでその名を知られたリゾート地。しかし私の中では太陽さんさん、のリゾート地のイメージは全くなくて、記憶の中のニースはしとしと雨とどんよりの空。よりによって3ヶ月ぶりの恵みの雨(現地の人にとっては)にはまってしまったのですね〜。飛行機の窓から見た夜景は確かになかなかのもので、さすがはリヴィエラの宝石、と思いましたが。高級別荘地とあって、エルトン・ジョンの別荘なんか遠くから拝見したりしました。
バスの車窓からガリバルディさんの銅像が見えて、そういえばイタリア独立と引き替えに故郷はフランスにとられちゃったんだったなあ、とちょっぴりしみじみしたことでした。

1973.6.23 フランス発行

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クロ・リュッセ

仏王フランソワ1世に招かれてフランスにやってきたレオナルド・ダ・ヴィンチの終の棲家。アンボワーズ城へ行く途中で、ついでに足をのばしたような格好だったので、中には入っていないのですが(開館前だった)、ゆかりの品なんかが展示された博物館になっているようです。アンボワーズ城とは秘密の地下通路で結ばれていて、フランソワ1世はこの通路を通ってレオナルドを訪ねたとか。近くにはちょっとした木立があって、川に鳥さんが泳いでいたりして、なかなかいい雰囲気のところでした。

1973.6.23 フランス発行

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アンボワーズ城

ロワール川に架かる橋の上を歩いて向かうと、朝靄の中にお城が浮かびあがって見えて、とても素敵でした。川に面して立つお城なので、見晴らしも抜群。もっとも、宗教戦争のただ中では「アンボワーズの虐殺」なんて事件の舞台にもなっているそうで、首吊り死体が窓からずらっとぶらさがっている、なかなかグロテスクな場面の絵を城内で見せられたりもして。
ちなみにこのお城、イタリア遠征でルネサンスにふれたシャルル8世に改築されているのですが、彼はその工事中に門の石に頭をぶつけて死亡。心残りだったのか、幽霊になって出てくるという話があるそうです。

1973.6.23 フランス発行

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モン・サン・ミシェル

ノルマンディーとブルターニュの境の湾上に浮かぶ要塞修道院。708年アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使ミカエルに「この地に修道院を建てよ」とのお告げを受けたため、ここに礼拝堂を作ったのが始まり。百年戦争の時にも難攻不落だったとか。
実際見てみると、想像を絶するでかさでした。よくもまあこんなもの作ったもんだと・・・。
跳ね橋や大砲といった普通のお城の防衛施設と、祈る場所が共存しているのが、やっぱり面白かったです。眼下に広がる景色を見ながら、こっちがブルターニュで、こっちがノルマンディーかあ、としみじみ感慨にふけったものでした(笑)。
あと覚えているのは、人力で動かすクレーンなんてものがあったのと、ΑからΩ、の装飾があったことですね。
社会見学なのか、小学生くらいのちびちゃんがいっぱいいて、かわいかったです〜。

1998.5.29 フランス発行

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ルーブル美術館

どうせ1日じゃまともに見て回れっこない、という同行者の主張により、入場料の安くなる 3時以降に入ったのですが、警備員みたいな人はほとんどおらず、写真撮り放題。
いいんでしょうか(笑)。さすがに「モナリザ」のガードは厳重でしたけど。
時間がないので、「ミロのビーナス」とか「サモトラケのニケ」みたいに教科書でおなじみの ものばかり選んで見て回ったのですが、「ナポレオンの戴冠」や「メデューズの筏」って 大きい絵なんですね! でかすぎるゆえに全く目に入っておらず、あんた目の前に立ってるんじゃん、 と言われるまで、全然気が付きませんでした・・・(汗)。
逆にフェルメールの「レースを編む女」は大きくないのが意外でした。

1998.9.12 フランス発行


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