駅から街の中心までが少し離れているので、トラム(市電)に乗って移動。行き先を間違えないかちょっとドキドキしましたが、行きも帰りも、ここで降りろとかこれに乗れとか声をかけてくれる人がいて、親切にしてもらえました。
切手の図案は、手前の三角屋根が聖ニコラス教会、すぐ奥のとんがった屋根が鐘楼、もう一つ奥の建物が聖バーフ教会。ヘント生まれの
皇帝カール5世が洗礼を受けたのがこの聖バーフ教会だとか。
少し歩くとレイエ川沿いにギルドハウスが建ち並んでいてなかなか壮観です。名物のワーテルゾーイ(クリームシチューみたいなもの)もとても美味しい!
聖バーフ教会にある、ファン・アイク兄弟による祭壇画。上下2層に分かれ、全体では19の面を持つ大きな絵です。額縁の銘文では、フーベルトによって着手され、弟のヤンが完成したとされているのですが、現存作品も多く、経歴もある程度はっきりしているヤンに対して、フーベルトの方は作品として名前が出てくるのがこれ一作、というのが謎の一つだとか。
すごく精緻な絵なので、絶対に近づいて見るべきなのですが、さすがに人気スポットとあって結構な人。みんなジベタリアンになって(立つと後ろの人が見えないので)絵の前に陣取り、前が空くまで順番待ち、でした。音声ガイドに日本語版があって、これはちょっと嬉しかったです。
ブルッヘの聖母教会に安置されている2つの柩。ミケランジェロの聖母子像はただで見られるのですが、この区画に入るには別料金。せっかくなので見てきましたが。
柩の下にはお墓があって、今はガラス越しに中をのぞけるようになっています。
シャルル突進公の柩の写真と、柩にかじりついてメモとってきた彼の系譜は
こちらでごらんください。
突進公の略歴については
こちらにあります。
モンスの中心にあるブラバント・ゴシック様式の聖ウォードリュ教会。かつてはエノー伯の居城があったとはいえ、そう大都市でもないんですが、とても立派な教会で、内部もめちゃくちゃ壮麗です。夜はライトアップされてて、それがまた神秘的で素敵。
その教会の一隅に置かれているのが「黄金の馬車」(私が見たときは白かったんですが・・・? ↓の写真参照)。聖三位一体の祝日頃、聖女ウォードリュの聖遺物箱を載せたこの馬車が大勢の人々とともに街中を練り歩き、その後聖ゲオルギウスと竜の闘いが繰り広げられるのだそうです。日本の山車みたいな感じですね。行ったのは夏なので、実地で見てはいないんですが、観光案内所の方がとてもサービスよくて、わざわざ英語版のフィルムなど見せてくださったのでした。