《ドイツ編》
フランクフルト空港
飛行機を降りてから地下の駅に無事たどり着けるかでドキドキした思い出の地(笑)。
たどり着くことはたどり着けたんですが、電車が遅れてたおかげで、予定外の電車に乗ることになり、ちょっと慌てました。几帳面の権化のようなイメージのあるドイツにしては意外なことに、ドイツの電車はよく遅れるのだそうで、同じコンパートメントに乗り合わせたおじさま、
「第二次大戦中で空襲を受けてた時だってこんなに遅れることはなかった!」
と、ぶつぶつ言ってたらしいです(笑;同行者訳す)。
ちなみに、待ってる間にホームにとまったのが「カール・ヤスパース号」で、
我々が乗ったのは「フランツ・リスト号」。
日本で言えば「西田幾多郎号」に「滝廉太郎号」だね、との同行者の弁でした(笑)。
1988.1.14 ドイツ連邦共和国発行
ライン河とモーゼル河が合流する地、 コブレンツ。この合流地点のあたりをDeutsches Eck(ドイツの角)というそうです。なるほど「角(かど)」ですね。
切手の図案には載っていませんが(確かに旗はいっぱい立ってましたが)、べらぼうにでっかい台座の上に、これまたべらぼうにでかい皇帝ヴィルヘルム1世の騎馬像が立ってます。台座に上れるので、割と至近距離で見られたのですが、馬の足の裏が人の顔くらいありましたよ・・・。第2次大戦中に要塞と間違えて破壊されたとかいう話ですが、さもありなんという感じ。というわけで現在あるものは再建です。切手は再建前の発行だったのかしら。
ライン川を挟んだ対岸にはエーレンブライトシュタインという要塞があり、行きはホテルからタクシーで行ったのですが(バスが来なかったので)、帰りはライン川を船で渡りました♪ 城内の大砲について書いた駄文が こちらにおいてあります。
1992.1.9 ドイツ連邦共和国発行
【コブレンツ市2000年】
カール大帝の胸像と聖堂の設計図
歴代神聖ローマ皇帝が戴冠したアーヘンの大聖堂。8世紀に カール大帝が建てた王宮礼拝堂がもとになっています。修復中だったので、外観がどんなだったかについては残念ながらイメージがないのですが。
カール大帝の胸像は宝物館で見ることができます。これは1349年にこの地で戴冠したカール4世によっておそらく寄進されたもので、当時まだ本来の王冠は彼と対立したまま死んだルートヴィヒ4世の相続人が握っていたため、彼は現在この像がかぶっている王冠を身につけて戴冠したそうです。ちなみに市庁舎にもこの胸像のレプリカがありました。
宝物館の収蔵品は金細工の上に宝石がごろごろで、すっごいキンキラキンのオンパレードでした。建物の性格上、聖遺物入れもたくさんあって、そうか、聖遺物って歯や骨のことなんだ! と初めて実感して衝撃を受けたのがここです。どうもカール4世も好きだったらしいですしね、聖遺物集めるのが。
ちなみにここでは「マーガレット・オブ・ヨークの冠」なんてものにお目にかかってひとりではしゃぎました。 シャルル突進公の3番目の夫人が結婚式の時にかぶった冠、こんなところに寄進されてたとは!
2000.1.13 ドイツ発行
【アーヘン大聖堂1200年】
1973.10.19 ドイツ連邦共和国発行
【観光・アーヘン】
アーヘンの郵便局で記念に買った「魅惑の切手 コレクションNr.7」のセットの中の1枚。
おみやげになるような切手のセットを買いたい、と言えるほどのドイツ語力はもちろん無いので(汗)、英語で言ったのですが、「エクスキューズ・ミー」と言った途端、窓口のおばさまの顔がさっと強張り、そのままずるずると後ずさりをされまして。
そりゃ全然ドイツ語できそうもない東洋人が下手な英語で話しかけてきたら、「私のとこに来ないで!」ってなるのはすごくよく分かるんですが、こういう反応って世界共通なんですね〜(笑)。
そんなもの無かったわよね、という感じで隣の窓口のおじさまに確認してましたが、訊かれたおじさまが、こんな感じのか、と出してくれて、めでたく購入に成功!
今思い出しても笑える、思い出の切手です(笑)。
2001. 3.10 ドイツ発行
【水−自然の豊饒 (ヨーロッパ 2001)】
聖ゲオルク大聖堂
リンブルク・アン・デア・ラーンに13世紀前半に建てられた大聖堂。フレスコのとてもきれいな大聖堂で、外側は補修してあるせいでちょっときれいすぎるような気がしないでもないのですが、内部は褪色しているのがとてもいい感じです。木を引っこ抜くサムソンなんていう、教会には珍しいような図案もあったり。寄進者のレリーフに、犬も一緒に入っている微笑ましいのがありました。
切手の図案(写真も)はラーン川にかかるアルテ・ブリュッケ(旧橋)からの全景。手前に ネポムクの聖ヤンの像を入れて写真をとるとえらくいい構図になります(笑)。
ラーン川には鳥もたくさんいてなかなかのどか。旧市街には木組みの家がたくさんあって、街並みを見て歩くのも楽しく、こぢんまりとしてとてもいいところでした。
1985.5.7 ドイツ連邦共和国発行
グーテンベルク博物館
グーテンベルクの生誕500年を記念して建てられた博物館。内部の展示はグーテンベルクの聖書を始めとする本のコレクションから印刷機そのものまで多岐にわたり、相当に充実しています。 カクストンの印刷した本も見ることができましたし、印刷機の実演もやってました。写本の作り方を説明していたコーナーも。
ちょうど閉館時間になったあたりで見ていたのが甲骨文字の展示で、説明に簡体字がついているのに、なんだかほっとするものを感じてしまった私でした(笑)。
1965.5.17 ドイツ連邦共和国発行
【西ドイツの州都】
マインツ大聖堂
赤褐色砂岩の色が独特な大聖堂。東西両端に内陣があるという、いわばとてもヘンテコな形をしています。繰り返し改築された結果だそうですが、なにも尻尾に頭をくっつけるような増築をしなくても、と思ったり・・・。まわりに建物がたくさん立ち並んでいるので、図案のような全体像を見るのはちょっと無理。
内部は今まで見てきたほかの大聖堂に比べると大分暗い感じ。なので、身廊を取り囲む大きな柱などに墓碑がたくさんとりつけてあったのですが、あんまりじっくり見れるという感じではなかったですね。
「聖母マリアの祭壇画」(確か)というのがあって、いつもは御開帳していないのだ、と教えてくれた方がいましたが、ほんとだったのかな?
グーテンベルク博物館が閉館した後に行ったので、博物館の方は閉館後で見れず、中庭のあたりを見ていたところでそろそろ閉館だからと丁重にお引き取りを願われました。門の外でパネルの文章を読んでいたら、巡回の人に出会わなかったのか、中に閉じこめられてしまった方たちがわざわざ錠をはずして出してもらってるところを目撃、ああならなくてよかった、とちょっとほっとしたのでした(笑)。
1975.5.15 ドイツ連邦共和国発行
バーベンベルク家ゆかりの地で、今も中世のたたずまいが色濃く残っている バンベルク。比較的狭い範囲に見所が集中している、私好みの(笑)こぢんまりした街でした。名物のラオホビアと玉ねぎの肉詰めも美味しかったです。
市庁舎、大聖堂、新旧宮殿(外側だけ)、聖ミヒャエル教会と回りました。聖ミヒャエル教会の草花が描かれた天井がとてもきれいで印象に残ってます。ヘーゲルの家なんてのもありました。
図案の右端にある女性像は聖クニグンデ(ハインリヒ2世の皇后)。洪水で被害を受けたため、現在橋に立っているのはレプリカ。本物もどこかの教会で見たのですが、どこで見たんだったかな・・・。
ちなみに、バンベルクの郵便局で買ったクリスマス切手が こちらにあります。
1996年 ドイツ発行
【ユネスコ世界遺産】
バンベルクの旧市庁舎
レグニッツ川の中州に立つ。15世紀にゴシック様式で建てられ、1744〜56年にロココ様式に改築された。橋門塔には、バルコニー、フレスコ装飾の側壁、ゴシック様式のロットマイスター小館が見られる。(以上インフォメーションでもらった日本語パンフレットより)
なんでこんな変わった場所に建てられたかといえば、司教に市庁舎建設用の土地を求めたものの応じられなかったため、司教の管轄地域の境界線に建てた、のだとか。
木組みの建物部分も、フレスコもとてもきれいで見応えあります。橋の上でバイオリン弾いてる人がいましたっけ。
1978.5.22 ドイツ連邦共和国発行
【ヨーロッパ】
バンベルクの騎士
皇帝ハインリヒ2世によって1012年に建てられたバンベルク大聖堂(現在の建物は1237年の再建)。聖堂内で最も有名な作品がこの「バンベルクの騎士」で、中世キリスト教世界の王侯・騎士の理想をあらわしているのだとか。13世紀初頭の作と考えられ、作者・モデルともに不明ですが、 ハンガリー王イシュトヴァーン1世ではないかと考えられているそうです。
2003.2.13 ドイツ発行
ニュルンベルク裁判の地ですから、ナチス関連の博物館もありまして。面白そうだね〜と話はしたものの、時間的にそこまでの余裕はなく。というわけで観光したのはカイザーブルクとデューラーハウス。
カイザーブルクの見学はガイドツアーのみ。解説はドイツ語だったので、時々固有名詞が聞き取れるのみ。サービスで英語も喋ってくれたのですけど、どこから英語に切り替わったかさっぱりわかりませんでした(苦笑)。印象に残ってるのは井戸の建物ですね。47mもあるとかで、コップのお水をこぼしたら、随分タイムラグがあってから水の音が聞こえたのにはさすがにびっくりでした。さすがはお城で高台にありまして、しっかり山登りをさせていただきました(笑)。
デューラーハウスの方は、日本語のイヤホンガイドがあったのはありがたかったですが、それが結構変な日本語で閉口しました(笑)。発音は上手いのに、言い回しがヘンてのはどういうことなんでしょうか。あと、建物の前に変なウサギのオブジェがあったのが印象に残ってます。
1973年 ドイツ連邦共和国発行
【観光・ニュルンベルク】
クリスマス市で撮った写真がこちらにあります。
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